外壁塗装の塗料には艶があるタイプと艶消しと呼ばれる艶が無いタイプのものがあります。細かく分けると、艶あり(グロス)、7分艶、5分艶(半艶)、3分艶、艶消し(マット、フラット)に分類されています。
外壁塗装をする際、塗料の艶はどうすれば良いのか迷ってしまう方は多いです。それぞれにメリットはあるのですが、外観は好みの問題なので外壁塗装業者の方が決断を依頼主にゆだねるケースも多いのです。
こちらのページでは、艶ありと艶消しのメリットやデメリットなどについて解説していきたいと思います。
外観
艶ありと艶消し、やはり大きく違うのはその見た目です。こちらは好みが分かれるので一概にどちらが良いとは言えないのですが、それぞれの特徴をまとめてみます。
メリット
艶あり | 艶消し |
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艶があるのと無いのでは、外観が大きく違います。
艶ありはぴかぴかしており、塗り直した事が一目瞭然ですが、逆に艶消しは自然でナチュラルな印象で、塗り直してもそれほど変わりません。
デメリット
艶あり | 艶消し |
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艶ありの中でも特にグロスは、つやつやしすぎていて安っぽく感じる方や下品な印象を受ける方もいるようです。また、住宅地の場合は艶消しの家が多い中につやつやした家があると浮いてしまう可能性もありますね。
一方艶消しは、艶ありに比べて汚れが付きやすいようです。また、塗り直してもあまり変化が無く、地味な印象です。
耐久性
耐久性に関しては、艶ありの方が優れています。艶有りはつるつるした仕上がりなのでほこりやカビなどの汚れが付きにくく、耐久性が強いです。
逆に艶消しは汚れがつきやすいです。また、艶消しの多くはもともとの塗料に艶消し剤を加えるため、どうしても劣化しやすく耐久性が弱いのです。最近は耐久性があり、汚れがつきにくい艶消し塗料もありますが、それでもやはり艶ありの方が強いようです。
艶の寿命は?
耐久性が強い艶あり塗料ですが艶の寿命は2~3年と言われています。塗り直して3年も経てば、艶消しと同じような状態になってしまうのです。
ですので、私の個人的な意見としては、艶消しが好みだという方も耐久性の強い艶ありにするのがおすすめです。単純に計算して艶消しよりも2~3年は寿命が長いですし、汚れにくいですからね。3分艶や5分艶にすればテカテカせずに上品な仕上がりになります。
結論
- 艶ありはぴかぴか、艶消しは自然な仕上がり。
- 汚れにくく、耐久性があるのは艶あり。
- しかし艶の寿命は2~3年。
- 艶がありすぎると安っぽい印象になってしまう。